カーペットの清掃は難しい?

こんにちは、代表の井上です。

 

今日はカーペットクリーニングについてのお話をします。

当社はカーペットクリーニングについての国際資格IICRCの認定会社で、認定テクニシャンも3人在籍しています。

カーペットクリーニングは注意点がたくさんあるのですが、その中でも「カーペット繊維の種類の見分け」がかなり重要です。

 

法人のお客様の場に敷いてあるカーペットは基本的にはナイロンやポリブロビレンなどの化学繊維のものが多いです。ですが、ホテルやその他のグレード感が必要な場所には天然素材であるウールのカーペットなども使われています。ウールはカーペットの素材としては一番優れていると言われています。もちろん価格も化繊と比較すると高いです。

 

我々のようなメンテナンスサイドの人間が一番気をつけなくてはいけないことは種類の見分けです。

 

なぜか。

 

ウールのカーペットをナイロンのカーペットのように洗ってしまうと大変「まずいこと」が起きるからです。

 

ウールのカーペットはアルカリに弱く、無遠慮に洗剤を使うと繊維にダメージを与えてしまします。溶けてしまうのです。

落とせるはずの「汚れ」を落としたかったのに清掃では対処できない「痛み」を与えてしまってはプロとして失格です。

 

だから、それから洗おうとしているカーペットの素材の見極めが重要になってくるのです。

 

そこで今回の写真です。

私がちょっと手に入れたものですが、昨日、社員に

「これ、見た目だけで素材判断できますか?」と聞きました。

その社員はIICRCの有資格ですし、社内では一番カーペットを見ていると思います。

が、4枚中3枚間違えました(笑)

 

ちなみに私も同じように間違えてます。

 

何が書きたいかというとカーペット素材の見極めは中々難しいということです。見た目だけではおいそれと判断できません。

 

詳細はトレードシークレットなので書けませんが、肉眼で見るだけでは全然足らず、

 

・見る(拡大鏡を使って)

・溶かす

・燃やす

・嗅ぐ

・聞く

 

などいろいろやって見て初めて自信を持って素材の判別ができるのです。

※ちなみに答えは左からナイロン・ウール・ウール・ウールナイロン混です。

 

だから、実際の現場では見ただけで素材を決めつけて清掃を開始してしまうことはあり得ません。

しっかりとインスペクション(調査)をしてから行うことが重要で、そうしないと汚れも落とせませんし、長期的な美観の維持にもつながりません。

 

カーペットは奥が深いです。

個人的にはカーペットは吸音性に優れていて空間に落ち着きをもたらす床材なので好きな床材です。

でも、汚れが気になって導入しない事が多いようです。

 

カーペットは汚れやすい素材では無いのですが、汚れが目立ちにくい構造になっているので、汚れが気になったときは手遅れというパターンが多いのです。

汚れる前に我々のような知識豊富なプロに相談頂ければ綺麗なままに保てる方法が見つかると思います。

そうしてカーペットがもうちょっと色々な場所で使われるようになると良いなあと思っている私でした。

 

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