最高の床メンテナンスをお届けしたい!と日々考えています。

こんにちは、代表の井上です。

今日はちょっと床清掃のトレンドについて書かせてもらいます。

皆様、いわゆる業社の行う「床清掃」にどんなイメージを持ってますか?

ポリシャー(グルグル回る機械)を使ってその後ワックス塗って、、ぐらいのイメージは持って頂けるかと思います。

ただ、本当は、床清掃はポリシャーで床を洗ってその後にワックスを塗る、だけではありません。奥が深いものだったりします。

今現在、一番最新の床清掃を行っているのは大型ショッピングモールなどのいわゆる大型商業施設などです。そこでは大掛かりで理論的な床の清掃管理が行われています。


機械化されていますし、ワックスの種類、塗り方もかなり研究されています。そもそも、そのような施設は設計の段階から床材をお掃除しやすいものに設定している位です。

我々が提案するのは、そういった大規模施設などで行われいる最新で理論的な清掃メンテナンスを中小規模の施設のお客様にもお届けする事です。

最近の床清掃のトレンド、本当の床清掃手法はどういったものか、ちょっと説明させてもらいます。

その1:むやみにワックスを塗らない。

先ほど、書いたように、皆さんが良く見かけたり、知っている清掃業者さんが行う床清掃とは、どんなイメージでしょうか?グルグル回るポリシャーを使って洗剤で床を洗って、その後にワックスを掛けてピカピカにするというものではないでしょうか?

どんな業者さんでも、基本的はやり方は変わりません。しかし、細かい所は結構違います。

その細かい違いが

「長期にわたって床を綺麗に保てるか」

『なんとなく汚くなってしまったけどもう建物自体が古いからしかたないよね』

の違いになるのです。

そもそも、床の清掃をする目的とはなんでしょうか?

主に2つで、「床材の保護」と「美観の維持」になるかと思います。

では、清掃後にワックスを塗る目的は何でしょう?同じく

「床材の保護」と「美観の維持」の為です。

「床材の保護」としての役割とは、ワックスを建材(Pタイルであったり、長尺のシートであったり、その他の床材)の表面に塗る事で、ワックスの塗膜を作り、本来床材が引き受けるダメージ、つまり歩行によるキズなどを床材の替わりにワックスの層が引き受けるという役割です。ワックスにキズはつくけど元の床材は綺麗なままということです。

「美観の維持」としてのワックスとは、見た目のお話になります。

ワックスを床に塗ることで、床面は平滑になります。平滑になると言うことは光の反射が乱反射せず、ちゃんと反射して、鏡のような状態になります。光を反射してピカピカ、という状態です。だから清掃の仕上げにワックスを塗るのです。

・ワックスを塗ること、その後に起こること。

仕上がりを綺麗にするために、床材の表面を保護する為にワックスを塗るわけですが、ワックス自体は床を綺麗にするものではありません。表面が平滑な皮膜を作るだけです。もし、汚れが落ち切れていない状態からワックスを塗るとどうなるでしょう?実はここがポイントなのですが、汚れが少しぐらい残っていても上からワックスを塗ってしまうと見た目は綺麗になります。ワックスをかけることで細かな汚れなどを隠すことになります。だから、床清掃の最後にワックスをかけるというのは良い面(床材の保護、綺麗に見せる)と悪い面(汚れを隠してしまう)があるのです。

さらに複数回床清掃を重ねる場合、つまり1ヶ月に一回などのペースでも床清掃の際に常にワックスを塗る事はさらに悪い事を引き起こします。
ビルドアップと呼ばれる現象です。清掃が不充分な状態の上にワックスを塗る事を繰り返すと(ちなみに清掃が不充分と書きましたが、厳密な意味で完全に汚れを落とすこと、それ自体も難しい事です)汚れ→ワックス→汚れ→ワックス→汚れ→ワックスという形でワックスで汚れを挟み込ことになります。そうするとだんだん床が黒ずんできます。皆さんも見たことはあるかもしれません。これは清掃をしていないから黒ずんでいるのではなく、ワックスを塗りすぎているから黒ずんでいるのです。

ビルドアップについてはもっと詳しく書きたいのですが、長くなるのでこれくらいにします。
「ワックスは塗り重ねすぎるとよくない」と覚えてもらうとよいかとおもいます。

・ワックスの種類について
ワックス自体も重ねすぎるとそれ自体が汚く見えます。ワックスによって黄色みが強いものもありますし、経年や洗剤との反応などの理由で黄色くなっていきます。これとビルドアップが重なると非常に見た目が悪くなるのです。我々はなるべく黄変しにくいワックスを選定し、新商品についても必ずチェックして導入しています。

・どうすればいいのか?
まず「清掃をしない」はナシです。

汚れ、特に土砂などのドライソイルと呼ばれる汚れは、適時適切に取り除かないと床面にダメージを与えます。またワックスを塗ってある床にとってもワックス表面を痛めます。
「適切な周期で適切なメンテナンスを行い、なるべくワックスをかける回数を減らした上でワックスをかけた床面を綺麗に保つ」が我々が考えるベストな清掃手法です。

その2:剥離を行わない。水をなるべく使わないようにする。

・床清掃は基本的に水を使います。

洗剤を床に塗ってポリシャーという機械を回し、その汚水を回収した上で、綺麗にした床面の上にワックスを塗るという工程です。

ところで床材ってどうやって床にくっついているか知っていますか?ワックスを塗るような化学床(Pタイルやクッションフロア)などは「接着剤」でくっついています。さらに言えば、床材の下はコンクリートや木材やらのあんまり水に浸して大丈夫ではない材質です。(フローリングについては水を使っちゃいけない理由は別にあって、フローリングはさらに水を使って洗っちゃだめなんですが、それはまた別のタイミングで)
だから、あんまり強い洗剤を使ったり、水を大量に使う清掃は、接着材に悪い影響を与えたり、そもそもの下地にダメージを与える可能性があります。
 

・ドライバキューム&ダストモップ
従来のカッパギ(水かき)を使った作業は思わぬところに水が流れ込みます。これを言うと『素人だから』という反論があったりしますが、そもそも技術云々で問題が起きたり起こらなかったりするのが問題で、なるべく誰でも綺麗にできる方法の方が優れていると思います。今の主流はバキュームの使用です。ウェットバキュームを使用することで思わぬ事故を防ぎます。

・剥離作業について

先述しているようにワックスを塗りかさねていくと必然的に汚れていきます。ワックスと汚れのサンドイッチができあがっていくわけです。
そうなってしまうとまた輝きを取り戻す方法は一つしかありません。それが「剥離清掃」です。
積み重なったワックスの層を全て取り除く作業になります。
具体的にはワックスの上から剥離剤という洗剤を使ってワックスの層を溶かします。溶かした上で全て取り除きます。
これは大変な作業です。剥離剤は大変強い洗剤なので、取り扱いが危険ですし、剥離剤を撒いてワックスが溶け始めた床面はとんでもなく滑りやすく、作業も危険です。時間もかかります。水も大量につかいます。床面にダメージを与える可能性も否定できません。

あと、剥離をする際に出る剥離廃液は、環境に対するダメージが大きいため、適切に処理する必要があるものです。ちなみに剥離廃液は産業廃棄物扱いになり、 もし不適切な処理(そのまま下水にながす)を行い問題が生じた場合、我々業社だけでなく、建物の所有者の方、メンテナンス業務の発注者の方にもさかのぼっ て責任問題が発生します。ちゃんと処理するということはコストが掛かるということで、本来、むやみに剥離なんてできるものではありません。


言い方が悪いですが剥離清掃は「必要悪」です。やらない方が良いがやらないとますます床面状態は悪くなるというものです。

清掃業者も床清掃(ワックス塗布)10回に付き1回は剥離清掃をした方が良いと言います。もちろん我々も通常の清掃手法で施工しているお客様にはそのように提案しています。

ただ、本来は手間も掛かりますし、問題も多いです。剥離のデメリットの話も長くなるので、これ以上はまたちがう機会にまわします。

我々は、剥離のデメリットを重く見ていますので、基本的には剥離をしない、むやみにワックスを塗り足さないという施工を「ハイソリッドシステム」として、提案しています。
「ドライ管理」という施工方法を主体とした施工方法で、施主様のサイドとしても、通常の施工方法よりも、剥離の費用が掛からない為の低コスト、経年的な美観の維持に優れます。

その3:プログラムこそ大切
・予防→定期→修復のサイクルを上手く回すことこそが大切です。
やはり、日常的にどのようなお掃除をしているかというのは非常に重要です。床面が汚れる、ワックス皮膜が痛むというのも全ては外からの汚れが侵入し、その汚れを上を歩くことが原因で起きています。

だからあたりまえですが、

①汚れる前に清掃

②さらに言えば汚れの侵入を防ぐ

というのがなによりも大切です。
予防ありきでその後の様々なメンテナンスを考えるのが一番コストも安く済むものです。

予防メンテナンス【防塵マットの設置、床材の配置などの工夫】

日常メンテナンス【適切な清掃の清掃、】

定期メンテナンス【合理的な床清掃、ドライ管理的な床の管理】

修復メンテナンス【ワックス皮膜の修復、床材の交換含む修繕】

という一括りのサイクルの中でメンテナンスは考えねばなりません。

我々もまだまだ発展途上ではありますが、常に現時点で最上のメンテナンスを目指しています。ただの床清掃ではなく、お客様の「場」を美しく保ち、そこで働く人、そこに訪れる人にとってより快適な気持ちになって頂きたい。そう思って日々研鑽を重ねていきたいと思っています。

・むやみに塗り足さない合理的なメンテナンスを提案します。
    はっきり言って、従来の全面洗浄→全面ワックス掛けは、欠点の方が多い方式です。施工の都度、床を汚している面があるからです。我々が行うのはドライ管理という手法を主体とした管理方法です。それはワックスの層を一定の厚さに保ち、その層を汚さず堅く保つという方法を採ります。これによってむやみな塗り重ねを防ぎます。

・剥離清掃をしない。
    「床が黒ずんで来たら剥離清掃をする」という剥離清掃をやる事を前提とした提案は行いません。もちろん現状で剥離清掃をする必要がある場合は別ですが、基本的には剥離清掃はスタートアップの時にしか行いません。重ねないメンテナンスで剥離の回数を限りなく0にします。

・以上の2点の施工をする事でコストパフォーマンスを高める。
むやみにワックスを塗り足さない、定期的な剥離をしないという施工をする事で、コストを引き下げられます。

・スタッフは適切な清掃メンテナンスを行うために最新の知識の習得に励んでいます。
    清掃の仕事はなかなか奥が深いです。特に洗剤の知識などはかなりケミカルの知識が必要になります。また、新しい建材の知識なども常に勉強する必要があります。そうでないと思わぬ事故に繋がってしまいます。また、誰がやっても高品位のサービスになるようにサービスの設計は行っています。またスタッフにはむしろサービス業としての心得を習得して欲しいと思っています。施主様にとって最高のサービス、最高に仕上がりになるように自身で考えられるスタッフになって欲しいと願っています。

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